会葬礼状・葬儀のお礼の手紙

会葬礼状のページ。会葬礼状とは、通夜、葬儀・告別式に参列して下さった相手に出すお礼状のことです。本来は改めて送るお礼状だったのですが、近年は印刷したものを葬儀の際にお浄めの塩などと一緒に受付で渡すケースも多くなっています。このページでは会葬礼状について書き方や文例をご説明いたします。
………このページの内容………
▼1. 会葬礼状とは?
▼2. 会葬礼状を用意する際のポイントとマナー
▼3. 会葬礼状の構成とポイント
▼4. 会葬礼状 文例・例文
  4-1.会葬礼状の文例・例文(個人の場合)
  4-2.会葬礼状の例文・文例(会社・社葬の場合)
  4-3.会葬礼状のレイアウト例

 1.会葬礼状とは?

会葬礼状とは、お通夜、葬儀・告別式に参列して下さった相手に渡すお礼状のことです。もともとは葬儀・告別式が終わってから改めて出すものでしたが、近年は通夜、葬儀・告別式の当日に受付でお渡しします。忙しい中をわざわざおこし頂いたことへのお礼を述べます。

  ふつうは葬儀社に見本があり、依頼すれば印刷して用意してくれます。遺族は必要部数をある程度算出して印刷してもらうことになります。

【会葬礼状について】
(1)文中に、通夜の弔問のお礼と葬儀の会葬お礼を同時に書くこともあります。
 本来は葬儀・告別式への会葬に対するお礼状なのですが、最近は通夜のみに弔問に訪れるケースが多くなっているため、通夜と告別式の両方のお礼を載せることが増えているようです。
(2)一般の会葬礼状は専門業者に依頼することが多い
 会葬礼状はとにかく急いで印刷しなくてはなりません。遺族は葬儀の準備等で忙しいため、葬儀社を通じて専門業者に依頼することが多いようです。遺族は故人のおつきあいの範囲を考え、「枚数」を何枚にするのかを決めなくてはなりません。

 社葬に関しては時間の余裕がある場合も多く、インターネット上で専門店への依頼などもできますし、用紙やカラー(画像)の凝ったタイプのものに印刷することもできます。
(3)生前葬の会葬礼状は自由に
最近では生前葬という形の葬儀がありますので、オリジナルの会葬礼状を自作するのも良いと思います。
ご本人がお好きな花をモチーフにしたり、本人の画像を入れて印刷するケースもあるようです。インターネット上で検索すると、アート系のものやカラー台紙のほかテンプレートも各種用意している専門ショップがあるようです。
会葬礼状は忌明けのお礼状とは別のものです(忌明けのお礼状=忌明けの挨拶状とも言います。四十九日の頃に、香典返しに添えて送ものです。)なお、香典返しについては「香典返し」のページで詳細に説明しています>>>
 2.会葬礼状を用意する際のポイントとマナー
会葬礼状を書くにあたり、気をつけたい点をご紹介します。
なお、香典を頂いた相手には忌明けの頃にお礼状を送ります。別ページ「香典返し」を参照して下さい>>>
会葬礼状を用意する際のポイントとマナー
1.会葬礼状の枚数は余裕を持って用意する
・お通夜〜葬儀・告別式に参列して下さった相手に、弔問のお礼としてお渡しするものですので、時間に余裕のない中で印刷を手配しなくてはなりません。遺族は故人の交友関係などを考慮し、印刷する枚数を決めることになりますが、余裕を持って手配をするようにします。
 
2.会葬して下さった相手へのお礼の言葉の代わりとして用いる
・忙しい時間を割いて弔問をして下さった相手に対して、お礼の言葉を申し述べる代わりに渡します。香典を頂く・頂かないに関係なくお渡しします。
 
3.会葬礼状の文面でのマナー
●文中に句読点は用いない
・会葬礼状はふつう、文中に句読点「、」「。」を用いません。葬儀社を通じて印刷手配をする時には、見本や例文を見て発注するので問題はないのですが、生前葬などで、自作の会葬礼状を用意される場合には留意してください。

●故人との続柄にふれる場合は喪主との続柄を書く
・会葬礼状の冒頭で故人の氏名を記載する場合の書き方には以下の3通りがあります。
会葬礼状の冒頭部分の書き方の例
① 「故 佐藤太郎 儀」のように氏名のみを書く
② 「亡父 佐藤太郎 儀」のようにまずは喪主との続柄を書き、続けて氏名を書く
③ 「弊社 取締役会長 佐藤太郎 儀」のように社葬などでは肩書きに続けて氏名を書く

●敬語を使う
・会葬礼状の中では、読み手に対して敬語を使います。良く使われる敬語の例を下記にご紹介します。
会葬礼状で良く用いられる敬語の例
拝眉
(はいび)
お会いする、お目にかかるという意味をへりくだって言う時に使う言葉。
拝趨
(はいすう)
出向く、参上するという意味をへりくだって言う時に使う言葉。
これらを用いた例文はこのページの下の方で紹介します。
 3.会葬礼状の構成とポイント
 それでは、会葬礼状の全体の構成をご説明いたします。
ご参考までに、最近ではお通夜〜葬儀・告別式まで同じ文面で使えるものを使用する例が増えているようです。
お悔やみの手紙の構成 と ポイント
1.書き出しと結び
・頭語「拝啓」を冒頭につけた場合は、文末に結語「敬具」をつけます。
これら頭語と結語は両方つけるか、または両方付けないかのいずれかです 。
この他に良く用いられるのは「謹啓」+「敬具」です。

・時候の挨拶(季節を表わす挨拶の言葉)は不要です。
2.故人のフルネーム
・冒頭で故人の氏名を記載します。書き方には以下の3通りがあります。

会葬礼状の冒頭部分の書き方の例
①「故 佐藤太郎 儀」のように氏名のみを書く
②「亡父 佐藤太郎 儀」のようにまず喪主との続柄、次に氏名を書く
③「弊社 取締役会長 佐藤太郎 儀」のように社葬などでは肩書きを書いた後に氏名を書く
3.通夜〜葬儀・告別式のどの儀式についてのお礼状なのかをはっきりと書く
・お通夜のみ、葬儀・告別式のみについての会葬礼状というよりも、お通夜〜葬儀・告別式のいずれかに参列して頂いたことへのお礼状が多くなってきています。下記のような書き方があります。

会葬礼状の文中における各儀式の書き方の例
①「通夜葬儀に際しまして…」のように、お通夜と葬儀の2つを書く
②「葬儀に際しまして…」のように葬儀だけを書く
②「葬儀告別式に際しまして…」のように社葬などでは肩書きを書く
4.お礼の言葉を入れる
・文面に関しては若干の差違はありますが、以下のような主旨のことを書きます。
「忙しい中を会葬して頂いたことへのお礼』と、
「 本来は直接面と向かってお礼の言葉を申し述べたいところを、礼儀としては略式になるものの、書面でお礼の言葉を申し述べます」という内容
5.日付け
・上記の「3」で、文面をお通夜への弔問のお礼にした場合には、日付けも通夜の日付けを、「お通夜〜葬儀・告別式のいずれかに参列して頂いたことへのお礼状にした場合には、両方の日付けを書きます。
6.喪主、葬儀委員長

・最後に、喪主の氏名と並べて親族一同などと書きます。
・社葬の場合には、一番最初の行に葬儀委員長の肩書き、氏名を記載してから、喪主の氏名、親族となります。

7.用紙、はがき
・会葬礼状ははがきサイズのものに印刷することが多いのですが、周囲に「喪」を表わすグレーのふちが付いたはがきに印刷したり、。封筒に入れて、簡単な返礼品として使えるようにハンカチやお浄めの塩と一緒にセットにしたりします。

・社葬や生前葬のように、時間に余裕がある場合には、ハガキにこだわらずに二つ折り、三つ折りの台紙を用いたり、故人が好きだった花の画像を配置したり、デザインやアート系のものも用いたりします。
 
 4.会葬礼状の文例・例文
 それでは、会葬礼状の文例集を下記にいくつかご紹介します。
4-1.会葬礼状の文例・例文(個人の場合)
4-2.会葬礼状の例文・文例(会社・社葬の場合)
4-3.会葬礼状のレイアウト例
◆会葬礼状は本来は葬儀・告別式が済んだあとで改めて送るものでしたが、現代ではお通夜や葬儀・告別式の際にお渡しするケースが非常に多くなっています。会葬のお礼を述べる言葉の代わりとしてお渡しするため、香典を頂いた/頂かないに関わらずお渡しすることになります。

◆香典を頂いた相手には改めて「香典返し」をお渡しします。 香典返しは忌明けの頃に送るため、忌明けの挨拶状を添えて送ります。詳しい送り方はこちらの「香典返し」のページにてご説明しています>>>

◆下記は会葬礼状の文例と画像見本です。例文についてはテキストデータを用意しました。ページ作成の都合上、横書きで紹介しております。縦書きにする際には、レイアウトを修正してください。
会葬礼状(例文・文例)
4-1)会葬礼状の文例・例文
   [個人の場合]
拝啓 故佐藤太郎儀 通夜葬儀に際しましてはご多忙中にも関わらずご弔問ご会葬を賜りまして誠に有難うございました
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるべきところ略儀ながら書中にてお礼を申し上げご挨拶に代えさせていただきます
敬具 
 ◯◯月◯◯日(通夜)
      
平成◯◯年 ◯◯月◯◯日(通夜)
  ◯◯月◯◯日(葬儀・告別式)
静岡市中央区浅間◯−◯−◯
喪主 佐藤一朗
親族一同
●冒頭の頭語と結びの結語(例えば冒頭「拝啓」+結び「敬具」など)は両方つけるか、または両方なしにするかいずれかにします。

●季節を表わす時候の挨拶はなしです。

●文中、句読点「、」「。」は用いません。
会葬礼状(例文・文例)
4-2)会葬礼状の文例・例文
   [会社・社葬の場合]
弊社 代表取締役会長 故佐藤太郎儀 社葬に際しましてはご多忙中にも関わらずご会葬を賜り且つご鄭重なる御厚志を賜り厚く御礼申し上げます
早速拝趨の上お礼申し上げるべきところではございますが略儀ながら書中にてお礼申し上げます
平成◯◯年 ◯◯月◯◯日
郵便番号/東京都港区六本木◯−◯−◯
◯◯◯◯株式会社
葬儀委員長 山田太郎
喪主 佐藤一朗
親族一同
●冒頭の頭語と結びの結語(例えば冒頭の「拝啓」結びの「敬具」など)は両方つけるか、または両方なしにするかいずれかにします。

●季節を表わす時候の挨拶はなしです。

●文中、句読点「、」「。」は用いません。
会葬礼状(例文・文例)
4-3)会葬礼状のレイアウト例(見本)

●冒頭の頭語「拝啓」と、結びの結語「敬具」は両方つけるか、または両方なしにするかいずれかにします。

●季節を表わす時候の挨拶はなしです。

●文中、句読点「、」「。」は用いません。

●葬儀社に依頼するとテンプレートや見本を用意しています。左の画像見本の名前の部分だけを書き換えるような形で印刷の依頼ができます。

●もし、生前葬のために自作の会葬礼状を用意したいという場合には、オリジナルの文章で個性的なものを作ってみてください。その場合の用紙は、周りにグレーのふちがあるものにこだわる必要はありません。はがきに印刷しても、台紙に印刷して封筒に入れても、どちらでも構わないと思います。
また文中の「故◯◯◯◯儀」の部分は「故」をはずして「◯◯◯◯儀」だけで良いでしょう。

[生前葬の場合の会葬礼状のアイディア例]
オリジナルのものを作成されることをおすすめします。
アート感覚で作成してみてください。
例えば ご自分が描いた水彩画を配置したり、感銘を受けた詩を入れたり、お好きな花のモチーフを使ったり、ご自身の画像あるいは似顔絵を入れたり等の工夫をしても良いと思います。