………このページの内容……… |
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▼1. お中元のお礼状 文例・例文 |
▼2. お中元のお礼はがき |
▼3. 季節の言葉(6月、7月、8月) |
▼4. お中元のお礼メール(メッセージ例) |
1.お中元のお礼状
お中元とは、日頃お世話になっている相手や、上司、取引先などにあてて贈るお礼の品や挨拶の品でお中元の時期(地域によって異なります。関東の例では7月上旬〜7月15日頃)に贈られます。
(※当サイト内参考ページ/お中元の時期・期間・地域別 >>>)
本来は手渡しで渡すものでしたが、近年では宅配便などで配達されることが多くなってきています。お中元を頂いたらお礼状を出すのがマナーです。下記に文例をご紹介します。
お中元のお礼状 例文・文例 | |
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(1)一般的なお中元お礼状文例 | |
文例 | 解説 |
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
このたびは美味しい桃を送って頂きまして有難うございました。家族全員でペロリとたいらげました。いつもお心づかいを頂き、本当にありがとうございます。
暑さはこれからが本番です。皆様どうぞご自愛下さい。
お礼のみにて失礼いたします。
令和◯◯年 盛夏 |
「暑中お見舞い申し上げます」 お中元のお礼状を出す時期が暑中見舞いの時期と重なります。季節感を表わす言葉として用います。 ちなみに暑中見舞いを出す時期は7月初旬〜立秋(8/7日頃)までです。 |
上記は一般的に使える文例です。一度テンプレートを作っておくとよいでしょう。 |
(2)上司から部下へのお中元お礼状文例 | |
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文例 | 解説 |
暑中お見舞い申し上げます。
このたびは結構なお品を送って頂きましてありがとうございました。ご厚志に心よりお礼申し上げます。今回は有難く拝受させて頂きますが今後はどうぞこのようなお気づかいなきようお願い申し上げます。
暑さもこれからが本番です。体調管理に十分留意して夏を乗り切りましょう。
令和◯◯年 盛夏
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「暑中お見舞い申し上げます」 同上。お中元のお礼状を出す時期が暑中見舞いの時期と重なる際に季節感を表わす言葉として用います。 「今後はお気遣いなきよう」 部下を気づかい、次回以降の贈答品を不要ですと断っている文例です。 |
(3)取引先などへのお中元お礼状文例(ビジネス文例・ビジネス文書) | |
※なお、はがきのレイアウト例も兼ねて、次の項目2でも他のビジネス文例・例文をご紹介します。 | |
文例 | 解説 |
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拝啓 盛夏の候 貴社におかれましてはますます御清祥のことと心よりお慶び申し上げます。
さてこのたびは結構な品をご恵贈賜りまして有難うございます。ご芳志誠に有難く、謹んで拝受致しました。茲に改めて御礼申し上げます。
暑さ厳しき折柄皆様どうぞご自愛下さいませ。略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
ベストマナー株式会社 代表取締役 別須都 真奈 |
「盛夏の候 7月に用いる季節の挨拶語です。時候の挨拶とも言います。 「拝啓」+「敬具」 頭語+結語としてペアで用います。 |
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(4)自分からもお中元を送った場合のお礼状文例 | |
文例 | 解説 |
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拝啓 天の川が美しい季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
このたびは美味しいビールを送って頂きまして有難うございました。いつも素敵なお心づかいを頂き、大変嬉しく思っております。これからもご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。
本日別便にて心ばかりの品をお送りしました。当地の特産品です。お口に合うかどうかわかりませんが、どうぞご笑納下さい。 暑さはこれからが本番です。皆様におかれましてもどうぞご自愛下さい。
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼かたがた御挨拶申し上げます。 敬具
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「天の川が美しい季節となりました。」 7月に用いる季節の挨拶語です。時候の挨拶とも言います。 「心ばかりの品」 「ご笑納下さい」 自分からの贈り物を謙遜する表現として用います。 「拝啓」+「敬具」 頭語+結語としてペアで用います。 |
2.お中元のお礼はがき
それでは、はがきでお礼状を出す場合のレイアウトの例をご紹介します。
便箋、封筒を用いる方が丁寧ですが、はがきでのお礼状も一般的になって来ています。
夏らしい季節感のある絵柄の絵はがきを用いても良いでしょう(但し、ビジネスで用いる場合にはシンプルで節度のある絵柄を選ぶようにします)。
はがきで出すお中元のお礼状 例文・文例 | ||
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(1)一般的なお中元お礼状 はがきのテンプレート・雛形例 | ||
文例 | 解説 | |
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はがきで出すお中元のお礼状 例文・文例 | ||
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(2)ビジネス文書お中元お礼状 はがきのテンプレート・雛形例 | ||
文例 | 解説 | |
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3.季節の言葉(6月、7月、8月)
お中元が実際に届くのは7月が大半ですが、参考までに6月、7月、8月に出すお礼状に使える季節の言葉をご紹介します。
季節を表わす言葉。時候のあいさつ | |||
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時期 | 言葉 | 文例 | 解説 |
6月 | ||
・初夏 ・向暑 |
◆拝啓 初夏の候 いかがお過ごしでしょうか ◆(文末に)向暑の折柄 ご自愛下さい |
・暦の上ではすでに夏ですので、「向夏」は使えませんが、「向暑」なら使えます。 |
7月 | ||
・盛夏 ・猛暑 ・酷暑 |
◆拝啓 盛夏の候〜 ◆拝啓 小暑の候〜 ◆拝啓 大暑の候〜 |
・盛夏は7月全般に使えます。 ・小暑は7月初旬に使います。 ・大暑は7月下旬に使います。 |
8月 | ||
・立秋 ・残暑 ・処暑 |
◆拝啓 立秋を過ぎても厳しい暑さが続いております ◆拝啓 残暑の候〜 ◆拝啓 処暑の候〜 |
・立秋は8月7日頃をさします。 ・残暑は立秋を過ぎたら使います。 ・処暑は8月下旬に使います。 |
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4.お中元のお礼メール
お中元を受け取ったらお礼状を出すのが正式なマナーですが、親しい相手からのお中元の場合には、電話でお礼の言葉を伝えたり、メールでお礼のメッセージを伝えることもあります。
先方が久しぶりに連絡する相手なら近況を書き添えるのも良いでしょう。また、直近の気候、天候などを書き添えるのもおすすめです。
お中元のお礼メール 例文・文例 | |
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(1)親しい相手へのお中元お礼メール文例1 | |
文例 | 解説 |
別途真菜様
このたびは美味しいメロンを有難うございましたm(__)m やはり本場のものはひと味違います。いつもお心遣い頂き、本当に嬉しいです(T^T)
また来年もよろしく(^o^)/‾‾
暑い日が続きますが、ご自愛下さい。 -------- 別戸真名子 |
「顔文字は親しい相手向け」 目上の人あてのメールや、ビジネスメールでは顔文字は使わないようにしましょう。 左記はパソコンメールを想定していますが、携帯電話やスマートフォンなら絵文字でも良いでしょう。 |
(2)親しい相手へのお中元お礼メール文例2 | |
文例 | 解説 |
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別途真直様
いつもお世話になっております。 さて、このたびは美味しいアイスを有難うございました。 早速、職場の皆で頂きました。誰もが節電中の冷菓に顔を綻ばせて喜んでおりました。お心遣いに改めてお礼申し上げます。 相変わらず毎日忙しくご活躍のご様子ですが、時節柄どうかご自愛下さい。 取り急ぎメールにて失礼いたします。
ありがとうございました。 別戸真名子 |
「いつもお世話になっております」 仕事上のおつきあいの相手で、親しい人を想定しています。本来はビジネスでのお中元のお礼状はメールではなく手紙かはがきで出します。 「取り急ぎメールにて失礼いたします」 お礼状の代わりにメールで御礼を述べることを詫びています。 |
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(3)親しい相手へのお中元お礼メール文例3 | |
文例 | 解説 |
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美雪おばさんへ
今年は長雨が続きましたが、ここにきて一転、うだるような暑さが続いています。お変わりありませんか?。 さて、このたびは美味しいビールを有難うございました。 この季節に冷えたビールは最高ですね。毎日冷蔵庫を開けるのが一番の楽しみになっています。 私の方は相変わらず毎日忙しく過ごしています。なかなかお目にかかる機会がないのですが、どうかおじさんおばさんも時節柄ご自愛下さい。
取り急ぎメールにて失礼いたします。
ありがとうございました。 鈴木友留 |
「お変わりありませんか」 親しい人に久しぶりに送るメールを想定しています。電話でのお礼の代わりに送るので近況報告も書き添えています。 「取り急ぎメールにて失礼いたします」 お礼状の代わりにメールで御礼を述べることを詫びています。 |