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お歳暮とは・お中元とは
お中元やお歳暮はもともとは一年間のなかで行われる行事をさす言葉でしたが、現在ではお世話になった人や上司、あるいは取引先などへ贈るお礼の品や挨拶の品をさします。また、近年は贈る相手との関係もお世話になった相手やビジネス上の取引先や上下関係などにこだわらず、友人などの親しい相手に贈るケースや事前に11月頃に自分あてに送るなど柔軟になってきています。
ここではお歳暮やお中元のマナーと時期(期間)などについて説明します。
………このページの内容………
▼お中元の時期は(お中元の期間)
 ・お中元の意味とお中元の時期
 ・お中元の時期(地域別)
 ・お中元の時期を過ぎてしまったら?
▼お中元のマナー
▼お歳暮の時期は(お歳暮の期間)>>>
 ・お歳暮の時期を過ぎてしまったら?
▼お歳暮のマナー>>>
[参考ページ]
・お歳暮の時期 いつからいつまで>>>

1.お中元の時期はいつからいつまで?
(お中元の期間)

 お中元の時期は地域によって異なります。最近は年ごとに早く手配をする傾向があり、実際に6月中に手配をすると割引き特典がある販売店やデパートなども登場してきています。

1)お中元の意味と、お中元の時期
●中元・三元・盂蘭盆会
中元とは、三元[上元=じょうげん。陰暦正月15日、中元=ちゅうげん。陰暦7月15日、下元=かげん。陰暦10月15日]のうちのひとつであり、三元とは道教における節日(せちにち)です。この道教の中元の儀式が中国から日本に伝わり、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と一体化して仏を供養する儀式となりました。

●現代のお中元の意味
現代ではこの中元の時期に、お世話になった人や上司、あるいは取引先などにお礼の品や挨拶の品を贈るならわしが「中元」とされ、定着してきています。

●旧暦の7月15日(太陰暦7月15日)
旧暦7月は新暦での7月下旬〜9月上旬に該当します(その年によって異なります)
ちなみに、雑学として旧暦の7月15日が現代のいつ頃になるのかをご紹介しましょう。
     2018年の旧暦7月15日に対応する新暦の日付けは、8月25日
     2019年の旧暦7月15日に対応する新暦の日付けは、8月15日
     2020年の旧暦7月15日に対応する新暦の日付けは、9月2日

●現代のお中元の時期
現代の、贈答を行うお中元の時期は(お中元を届ける時期)は地方によって異なります。下記にご紹介します。
ちなみに、お盆の盂蘭盆会を行う時期も地方によって異なります)
2)お中元の時期(お中元を届ける時期は?)
お中元の時期は年々早くなる傾向があります。実感としては手配する期間の開始が早くなり(あるいはデパートのお中元商戦の開始が早くなり)、届く時期(配達される時期)はあまり変化していないという感じでしょうか。

関東と関西では以前からお中元の時期が異なります。大きく分けると東日本と西日本に分かれますが、北海道のお中元の時期は若干異なるようです。下記をご参照下さい。

地域別お中元の時期(お中元の時期はいつからいつまで?)

地域 補足説明
1.
北海道
もとはお中元の時期は旧盆の期間にかかる7月15日〜8月15日でした(北海道内でやりとりする場合のお中元の時期など) 。北海道以外に住んでいる方からのお中元が7月上旬から届きはじめるため、北海道内のお中元の時期も少しずつ早くなってきているようです。
2.東北 調べた範囲では関東地区のお中元の時期と同じ7月1日〜7月15日のようです。この期間が最もお中元の配送が多くなります。
3.関東 もともと、関東地区のお中元の時期は7月1日〜7月15日でした。この期間が最もお中元の配送が多くなります。最近では年々早くなる傾向があり、6月20日過ぎから始まるようです(東京、神奈川のお中元など)。
4.北陸 エリア内でも8月のお中元の地区と、7月のお中元の地区があります。金沢など都市部では関東地区と同じ7月1日〜7月15日が一般的ですが、能登などでは、関西地区と同じお中元期間(7月15日〜8月15日)の地区もあります。
どちらの期間に届けるのかを迷う場合には、両方にかかる7月15日頃に届くようにすると無難です。
5.東海 もとはお盆の時期とお中元の時期とがだいたい一致していたため、お中元の時期は旧盆の期間にかかる7月15日〜8月15日でした(静岡・愛知名古屋のお中元の時期など) 。最近では東京周辺(関東)の影響を強く受けて、7月中旬頃までにお届けするご家庭が増えてきているようです。
6.
関西・近畿
もともと、関西地区のお中元の時期は7月15日〜8月15日でした。最近では年々早くなる傾向があり、デパートなどで手配をしても7月1日頃から配達することが多くなっています(京都・大阪のお中元の時期など)。古くから関西にお住まいの方以外は、近年は7月中旬までにお届けするご家庭が増えているようです。
7.中国 中国地区のお中元の時期は関西地区と同様に7月15日〜8月15日のようです(広島など)。やはり年々早まる傾向があります。
8.四国 四国地区のお中元の時期は関西地区と同様に7月15日〜8月15日のようです(高知など)。やはり年々早まる傾向があります。
9.九州 九州地区のお中元の時期は8月初旬〜8月15日のようです。やはり年々早まる傾向があります。
3)お中元の時期を過ぎてしまったら?
お中元の時期を過ぎてしまった場合には、のしの表書きを変えます。これも地域によって異なりますので下記をご覧下さい。
※立秋などの二十四節気は、その年によって日付けが変わります。

地域別 お中元の時期を過ぎた場合には?

地域 補足説明
1.
北海道
先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
2.東北 相手の元に届くのが7月15日を過ぎてしまう場合には、8月7日頃の立秋までは「暑中御見舞」「暑中御伺」とし、更にそれを過ぎたら8月末くらいまで「残暑御見舞」となります。
3.関東 相手の元に届くのが7月15日を過ぎてしまう場合には、8月7日頃の立秋までは「暑中御見舞」「暑中御伺」とし、更にそれを過ぎたら8月末くらいまで「残暑御見舞」となります。
4.北陸 相手の元に届くのが7月15日を過ぎてしまう場合には、8月7日頃の立秋までは「暑中御見舞」「暑中御伺」とし、更にそれを過ぎたら8月末くらいまで「残暑御見舞」となります。
5.東海 先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
6.
関西・近畿
先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
7.中国 先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
8.四国 先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
9.九州 先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。

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2.お中元のマナー

 お中元のマナーの代表的なものをご紹介します。

お中元のマナーの代表的なもの
1)お中元を頂いたら
 お中元を頂いたら、お礼状を出します。お中元の礼状の文例は当サイト内の別ページ「お中元のお礼状」で例文を掲載しています。>>>

 お中元にはお世話になっている相手へのお礼や挨拶の品という意味があるので、頂いたからといって必ずお返しをしなくてはいけないということではありません。 しかしどうしてもお返しをしたいという場合には、「私の方こそお世話になっています」という意味でお中元を送っても差しつかえありません。
または「お中元」に対して「お中元」でお返しするよりも少し時期をずらして「暑中御見舞」といった形をとるのも良いでしょう。
2)喪中の場合のお中元は?
お中元は、お世話になった人や上司、取引先などに挨拶の品やお礼の品を贈るものです。喪中の人が贈るのも、喪中の相手あてに贈るのもOKです。
3)お中元とお歳暮の両方を贈らなくてはいけない?
経費の削減を推進している会社・職場もあることでしょう。日頃お世話になっている相手先であっても、数がまとまると費用もばかにならないものです。ただし、お中元・お歳暮の両方を必ず贈らなくてはダメと言うものではありません。どちらか一方を省略するとしたらお中元を省略することができます。
4)内のしと外のし
内のしとは、のしをかけてから包装紙で包むことをさし、外のしとは、包装紙で包んだ上からのしをかけることを言います。正式な作法では外のしとなります。
現代では宅配便などで配達してもらう場合には内のしで、持参する場合には外のしという場合が多いようです。
近年ではお中元も簡易包装化が進んでいます。のしも略式の短冊タイプのものや、簡単なシールのようなものになってきたりしていますね。
5)お中元の時期を過ぎたら
関東では、8月7日頃の立秋までは「暑中御見舞」「暑中御伺」とし、更にそれを過ぎたら8月末くらいまで「残暑御見舞」となります。
関西では先方に届くのが8月15日を過ぎてしまう場合には、8月末くらいまで「残暑御見舞」として贈ります。
エリア別には、このページの上の項目で説明しています。

3.お歳暮の時期は?(お歳暮の期間)

 お歳暮という言葉は、文字どおり年の暮れを意味します。
現代では年の暮れに行う贈り物をさしますが、その一年間にお世話になった人に贈り物を持参して回る歳暮回り(せいぼまわり)の習慣が定着したものとされています。

1)お歳暮の意味と、お歳暮の時期
●歳暮
歳暮は年の暮れをさす言葉ですが、もともとは先祖や神を祀る際の供物を用意する行為や、そのための供物を持ち寄る行為だったものが次第に変化し、江戸時代の頃に商人が得意先に物を贈ったり、分家が本家に挨拶の品を持参したりする習わしに変わってきました。
やがて、年の暮れに、その一年間にお世話になった人に贈り物を持参して回る行為が「歳暮回り」という言葉となり、年の暮れの贈り物の習慣として定着したものとされています。

●歳暮を贈る相手
もともとはお世話になった相手や、取引先や上司、仲人、お稽古ごとの先生などに贈るのが一般的でしたが、最近では左記に加えて仲の良い友人や親族などにもお歳暮を送ることがあるようです。

●現代のお歳暮の時期
現代の、お歳暮の贈答を行う時期は(お歳暮を届ける時期)は地方によって異なります。下記にご紹介します。
特に最近は11月に入ると百貨店などではお歳暮の受注が始まるようです。受注時期は11月からとなりましたが、相手先に届ける時期は今まで通り12月に入ってからのようです。自分宛てにお歳暮の品を手配するケースも増えています。例えば11月に自分あてに送って味見をしたり、気に入れば、大切な相手に12月に届けて喜んで頂くということもあるようです。
2)お歳暮の時期はいつからいつまで?(お歳暮を届ける時期は?)
お歳暮の時期は年々早くなる傾向があります。実感としては手配する期間の開始が早くなり(あるいはデパートのお歳暮商戦の開始が早くなり)、届く時期(配達される時期)はあまり変化していないという感じでしょうか。
関東と関西では以前からお歳暮の時期が異なります。大きく分けると東日本と西日本に分かれますが、北海道のお歳暮の時期は若干異なるようです。下記をご参照下さい。

地域別 お歳暮の時期

地域 補足説明
1.
北海道
北海道地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
2.東北 東北地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
3.関東 関東地区の平均的なお歳暮の時期は12月1日〜12月20日頃です。最近では年々早くなる傾向があり、12月上旬には届くようです(東京、神奈川のお歳暮など)。
4.北陸 北陸地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。都市部では12月初旬から届き始めるようです。
5.東海 東海地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。都市部では12月初旬から届き始めるようです。
6.
関西・近畿
関西地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
7.中国 中国地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
8.四国 四国地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
9.九州 九州地区の平均的なお歳暮の時期は12月10日すぎ〜12月20日頃です。最近は年々早まる傾向があります。
3)お歳暮の時期を過ぎてしまったら?
◆お歳暮は遅くとも12/25頃までに。できれば20日頃までに届くのがベスト。
お歳暮は遅くとも25日くらいまでに届くようにします。理由は「年末年始の慌ただしい時期に贈り物をするのは先方にも迷惑になる」「年末年始には、先方も不在になる可能性がある」などです。
但し、新巻鮭や、数の子などを贈る場合にはギリギリの方がむしろ望ましいと言えます。

◆お歳暮の時期を過ぎたら熨斗の表書きを変える。
お歳暮という表書きは12/31までに届く場合に用います。
お歳暮の時期を過ぎてしまった場合には、のしの表書きを変えます。
・元旦〜松の内までに届く場合には(1/1〜1/7頃までに届く)…「御年賀」
 但し関西では1/1〜1/15に届く場合に「御年賀」(松の内は1/15までとされているため)
・松の内を過ぎたら立春までは(1/8〜2/4頃までに届く)…「寒中御見舞」「寒中御伺」
・喪中のご家庭に贈る場合には「年賀」の「賀」の字を使えないので、松の内を避けて「寒中御見舞」

4.お歳暮のマナー

 それでは、上記以外のお歳暮のマナーをご紹介します。

お歳暮のマナーの代表的なもの
1)お歳暮を頂いたら
 お歳暮を頂いたら、お礼状を出します。
 お歳暮にはお世話になっている相手へのお礼や挨拶の品という意味があるので、頂いたからといって必ずお返しをしなくてはいけないということではありません。 しかしどうしてもお返しをしたいという場合には、「私の方こそお世話になっています」という意味でお歳暮を送っても差しつかえありません。また、「お歳暮」に対して「お中元」でお返しするよりも「寒中御見舞」といった形をとるのも良いでしょう。
2)喪中の場合のお歳暮は?

お歳暮は、その年にお世話になった人や上司、取引先などに挨拶の品やお礼の品を贈ることをさします。喪中の人が贈るのも、喪中の相手あてに贈るのもOKです。

但し、もしお歳暮の時期を過ぎてしまった場合には、「御年賀」という形のものを贈ることはできませんので(理由…「お年賀」の賀という文字には祝うという意味があり、喪中の人は使えませし、喪中の相手にも贈ることはできません)、松の内を過ぎてから「寒中御見舞」「寒中御伺」などの表書きの品物を贈ります。

3)お歳暮を渡す時の正式なマナーは?
現代ではデパートなどから配送してもらうことが多くなっていますが、もともとは風呂敷に包んで持参するのが正式なマナーです。風呂敷のサイズにも作法があり、68×71cmの二幅、もしくは45×45cmの中幅と呼ばれるサイズのものが用いられました。また、風呂敷に包んで持参した品物を、先方に手渡す際に風呂敷を解いて風呂敷のみを持ち帰るのが一般的です。
相手の前で風呂敷を解き、相手から見て正面になるように向きを変えて手渡します。

近年ではお店の紙袋に入れて持参することも多くなっていますが、これは略式のマナーになります。相手先では袋から出し、相手から見て正面になるように向きを変えて渡します。
4)内のしと外のし
内のしとは、のしをかけてから包装紙で包むことをさし、外のしとは、包装紙で包んだ上からのしをかけることを言います。正式な作法では外のしとなります。
現代では宅配便などで配達してもらう場合には内のしで、持参する場合には外のしという場合が多いようです。
近年ではお歳暮も簡易包装化が進んでいます。のしも略式の短冊タイプのものや、簡単なシールのようなものになってきたりしていますね。
5)お歳暮の時期を過ぎたら
関東ではお歳暮の時期を過ぎてしまった場合には、元旦〜松の内までに届く場合には(1/1〜1/7頃までに届く)「御年賀」。松の内を過ぎたら立春までは(1/8〜2/4頃までに届く)「寒中御見舞」「寒中御伺」。

関西では、松の内が1/15までとされているため1/1〜1/15に届く場合に「御年賀」。それ以降立春(2/4)頃までは「寒中御見舞」「寒中御伺」
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