33回忌の法事法要の香典の書き方のページ。三十三回忌の香典の書き方。
33回忌とは、亡くなってから満32年めの祥月命日(命日と同月同日)に行われる法要で、年忌法要のひとつです。七回忌を過ぎると主な年忌法要も身内や親族だけで営まれるケースが多くなります。三十三回忌の頃にはすでに法要の規模が縮小され、お招きする人も少なくなっていますが、これを弔い上げとする場合には逆に盛大に行うこともあります。
ここでは、33回忌の法事の香典・法要の香典の書き方について、上段(表書き)、下段(名前)に分けて解説します。また金額の書き方についても紹介します。
………このページの内容……… | |
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▼1. 33回忌法要の香典とは? | |
▼2. 33回忌 法事法要の香典の書き方 表書き・上段 | |
▼3. 法事法要の香典 33回忌 名前・下段の書き方 | |
▼4. 法事法要の香典 33回忌 金額の書き方 | |
▼5. 法事の香典 仏教以外(キリスト教・神道)の場合の書き方 表書き | |
(5-1)キリスト教(カトリック 記念ミサ)(プロテスタント 記念集会) (5-2)神道の式年祭 三十年祭 |
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[関連ページ](以下は別ページ) | |
・法事の香典袋 金額と書き方>>> | |
・法事の香典(薄墨か濃墨か、新札か)>>> | |
・香典の入れ方、包み方>>> | |
・香典の入れ方(中袋がない時ほか)>>> | |
・香典の渡し方 通夜,葬儀,告別式>>> | |
・香典の渡し方 法事,法要>>> | |
・香典の渡し方 後日>>> | |
・香典の渡し方 袱紗の使い方>>> | |
・法要 法事 回忌 早見表>>> | |
・法事・法要いつまで?>>> | |
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1.33回忌法要の香典とは?
仏教の法要の中で、亡くなってから満32年めの祥月命日(命日と同月同日)に行う年忌法要が三十三回忌です。
(※参考ページ…主な年忌法要はこちら>>>)
三回忌からは次第に法要の規模が小規模になり、参列者も故人と血縁のある人やお付き合いが深かった人だけになっていきます。更に七回忌を過ぎると次第にお招きする人も減り、身内や親族のみとなるケースが大半です。
二十七回忌の次に行う主な年忌法要が三十三回忌です。地域や宗教によってはこの三十三回忌または五十回忌が弔い上げとされます。「三十三回忌」をもって弔い上げとする場合にはこれまでの年忌法要よりも少し豪華に行うことが多いようです。
33回忌法要を行う場合に、参列する人が持参するのが33回忌法要の香典です。
なお、もし法要を行わない場合には香典は不要です。
弔い上げとは |
※弔い上げとは最後の年忌法要で、これ以降は年忌法要を行いません
。 地方や宗教によって異なりますが、一般的な仏教では33回忌または50回忌を弔い上げとします。最も多いのは33回忌を弔い上げとするケースで、死者は33年めには無罪になって極楽浄土に行くと言われていることや、故人を知る人が次第に少なくなっていくことが理由と考えられます。 33回忌で弔い上げをしなかった場合には50回忌で弔い上げを行います。 |
33回忌の法事・法要 |
▼33回忌法要は満32年めの祥月命日(しょうつきめいにち)に行う 最近では、出席者の仕事や学校などに配慮し、法要は土日に行われるのが一般的です。祥月命日とは命日と同月同日をさしますが、命日が平日にあたる場合には直前の土日にされることが多いようです。 ▼法要のあと会食・お齋(おとき)も 33回忌は27回忌に次ぐ年忌法要であり、かつこの日を弔い上げとする場合には重要な法要であるため、法要のあと僧侶や参列者とともに会食・お齋(おとき)をすることがあります。ただし会食は行わなくても失礼にはあたりません。 |
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2.三十三回忌 法事法要の香典の書き方 表書き・上段
仏教の法要である33回忌に持参する香典の表書きは以下のとおりです。
27回忌の法事・法要 香典の書き方 |
その他には、御香料、御花料、御供物料など。 ▼墨の色は濃墨(こずみ) 筆または筆ペンを使います。通夜、葬式葬儀では薄墨(うすずみ)で書きましたが、四十九日の法要から(以降は)濃墨(こずみ)で書きます。27回忌の香典も濃墨で書きます。 ※参考情報…香典の表書きは四十九日から変わります。御仏前は、仏教の場合のみに使える表書きです。 ▼のし袋と水引き 通常の場合、水引は黒白の結び切りのものを使います。 (関西エリアで黄色×白の結び切りのものを用いることがあります。ただし関西で黄色×白の香典袋を用いるのは一周忌〜です。) この他に双銀のものを用いることもあります。 なお、袋に蓮の絵が描かれているタイプのものは仏教の場合にのみ使うことができます。 |
3 .法事法要の香典 33回忌の香典の書き方 名前・下段
33回忌の香典 のし袋・熨斗袋の下段の書き方は以下のとおりです。
27回忌香典の下段 名前の部分の書き方 | |
(1)個人の場合 | (2)夫婦の場合 |
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4.法事法要の香典 33回忌 金額の書き方
香典袋には、中袋または中包みと呼ばれる袋が入っています。
中袋(または中包み)には、中に入れたお金の金額と住所氏名などを書きます。
法事の香典 中袋・中包みの書き方 |
筆記用具 |
・筆を使うのが正式な作法ですが、筆ペンや、ペンでも良いでしょう。黒インクのものを用います。薄墨でなく真っ黒の濃墨(こずみ)で書きます。 |
香典の金額の書き方 |
例 1万円の場合、 金壱萬円也または金壱万円、あるいは 金壱萬圓也または金壱萬圓也 などと書きます。 「也」はアリ、ナシどちらでもOKです。 「一」「二」などの文字は後で線を書き加えるだけで簡単に数字の改ざんができてしまうため、数字の改ざんができないようにという考え方からきています。 なお、最近では金額を書く欄が横書き用に印刷されている中袋もあり、そうした袋であればアラビア数字で(横書きで)書きます。 (例:金30,000円也) |
数字 | 香典に 書く漢字 | 数字 | 香典に 書く 漢字 |
1 | 壱 | 10 | 拾 |
2 | 弐 | 100 | 百 |
3 | 参 | 1000 | 仟。阡 |
5 | 伍 | 10000 | 萬 |
6 | 六 | その他 | 円を圓と 書く ことも |
7 | 七(漆) | ||
8 | 八 |
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5.法事の香典 仏教以外(キリスト教・神道)の場合の書き方 表書き
仏教以外の宗教の表書きは以下のとおりです。
(5-1)キリスト教の場合の法事の香典の書き方 |
追悼ミサ、記念ミサなどの香典袋の書き方 |
カトリックでは、亡くなってから5年目までは毎年の命日(昇天日)に「記念ミサ」を行い、その後は節目の年のみ、あるいは3年、5年、10年、20年などを節目としてミサを行ったりするため33年めに関しては記念ミサはありません。 また、プロテスタントでは、1年、3年、7年めの昇天記念日に「記念集会」「記念式」などを行います。 これ以降は10年めの区切りのときなどに記念集会、記念式を行ったりしますが、33年めという集会はありません。 キリスト教ではカトリック、プロテスタントともに仏教とは年数の数え方が異なり、満で数えた命日に記念ミサ(カトリック)、記念集会・記念式(プロテスタント)を行います。 [表書き] 「御花料」(プロテスタント) 「御ミサ料」(カトリック)などです。 [のし袋の選び方と水引き] ・十字架の絵が付いたもの、または白い封筒もしくは不祝儀用の熨斗袋。 ・蓮(はす)の花の絵がついているものは、仏教専用ですので使わないように注意してください。 [墨] ・キリスト教では忌明けという考え方がないため、墨の色に関する細かいしきたりや作法がありません。一ケ月目の追悼ミサ以降は黒い墨でも良いでしょう。 [名前] ・会葬者の氏名をフルネームで書きます。 |
(5-2)神道の場合の香典の書き方 |
霊祭、式年祭などの香典袋の書き方 |
一年目からは式年祭と呼ばれる儀式があり、「三年祭」「五年祭」「十年祭」…として5年ごとに神職を招く等して霊祭が行われます。神道では仏教とは年数の数え方が異なり、満10年めの命日が十年祭です。これ以降は十年ごとに儀式が行われます。 満30年目には「三十年祭」が行われます。(一応のめやすは五十年祭までとされます。ただし、十年祭までを区切りとし、十年祭で終わるケースもあるようです。) ・神式(神道)の場合の熨斗の表書きは 「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」などです。 「御霊前」という表書きは宗教を問わずに使えるとされていますが、蓮の絵が付いているものだけは、仏教専用の熨斗袋なので、神式の葬儀には用いないように注意してください。 [のし袋の選び方と水引き] ・不祝儀用の熨斗袋。 ・もし水引きのあるものを使う場合には黒白または双銀の水引き ・結び切りまたはあわじ結び(あわび結びとも言います) ・蓮(はす)の花の絵がついているものは、仏教専用ですので使えません。 [墨] ・霊祭、式年祭については墨の色に関する細かい規定・作法がありません。薄墨も使われますが、五十日祭以降は黒い墨でも良いでしょう。 [名前] ・会葬者の氏名をフルネームで書きます。 |
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・法事の香典(薄墨か濃墨か、新札か)>>> | |
・香典の入れ方、包み方>>> | |
・香典の入れ方(中袋がない時ほか)>>> | |
・香典の渡し方 通夜,葬儀,告別式>>> | |
・香典の渡し方 法事,法要>>> | |
・香典の渡し方 後日>>> | |
・香典の渡し方 袱紗の使い方>>> | |
・法要 法事 回忌 早見表>>> | |
・法事・法要いつまで?>>> | |
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