………このページの内容……… |
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1. ナイフとフォークの使い方は?基本を知る |
2. ナイフとフォークの持ち方は? |
3. ナイフとフォークの使い方・順番は? |
・フルコースの場合 |
・ナイフレストがある場合 |
4. ナイフとフォークの置き方は? |
5. ナイフとーフォークの使い方(ご飯の食べ方) |
6. ナイフとーフォークの使い方(料理の切り方) |
7. ちょっと雑学 |
・最中柄とは? |
[参考ページ] |
・水の頼み方,水の位置 |
1.ナイフとフォークの使い方は?基本を知る
ナイフとフォークは西洋料理を食べる時に用いられます。
ここでは洋食マナー、フレンチ・フランス料理マナーでのナイフとフォークの使い方の基本を述べます。
ナイフとフォークの使い方・基本 |
背筋を伸ばして椅子に腰掛けます。 和食を食べるときのように食器を手に持ったりしません。 |
A ナイフは右手、フォークは左手 |
肘をテーブルにつけないようにしナイフとフォークがハの字になるように持ちます。 持ち方はこの画像を参照して下さい。 |
B ナイフの刃は相手の方に向けない。 |
ナイフやフォークを置く時はナイフの刃の部分は自分の方に向けます |
C 基本的にはフォークを右手に持ち替えない。 |
カジュアルな席では許されることもありますが、正式な作法ではフォークを右手に持ち替えることはありません。 しかしもし、親しい方とのカジュアルな席で右手にフォークを持ち替えて食べる場合には、ナイフを一旦皿の向こう側の端の方に置きます。置くときは必ずBの法則に従って刃を自分の方に向けて横向きに置きます。 |
D 音をたてない。 |
料理を切るときも、口に入れるときも、音を立てないようにするのが基本です。ナイフを使うときも腕全体を引くように使い、音を立てないように気をつけます。 |
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ワンポイント知識 |
フルコースとは…決まった順序で料理が供される「コース料理」の、最初から最後までの一連の献立をさしてフルコースとも言います。 ちなみにフレンチに代表される西洋料理だけでなく、和食や中国料理にもコース料理があります。 ナイフレストとは…和食で箸を置く箸置きにあたるもので、ナイフとフォークを置くための器具をナイフレストと言います。金属や陶磁器のほか木製のものもあります。 テーブル上では、右前方にセットされます。また、カトラリーを置くものとしてカトラリーレストと呼ばれることもあります。 通常のコース料理ではその料理ごとにナイフや料理を取り替えますが、ナイフやフォークを取り替えずにいくつかの料理を食べるカジュアルな席でセットされます。 スプーンレストとは…和食で箸を置く箸置きにあたるもので、スプーンを置くための器具をスプーンレストと言います。金属や陶磁器のほか、木製のものもあります。 カトラリーとは…食事の時に食卓で使うナイフ、フォーク、スプーンなどの道具の総称をカトラリーと言います。カトラリーには刃物一般も含まれますが、食器や皿はカトラリーには含まれません。またキッチンで使う泡立て器やお玉、フライ返しなどの道具もカトラリーには含まれません。 |
2.ナイフとフォークの持ち方は?
ナイフは柄の部分に人指し指を添えて立てるように使い、 フォークは柄の背の部分に人指し指をそえて持ちます。
ナイフとフォークの持ち方 |
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・スタンバイの状態は、ナイフとフォークをハの字に構える。 |
背筋を伸ばし、肘を軽く曲げます。肘はテーブルにつかないようにします。 |
・ナイフは刃先を下に向け、柄を立てるように持つ。 |
ナイフは立てた状態で、柄の部分に人指し指を添えて使います。 この見本画像はナイフの柄の部分に人差し指を添えた状態です。 |
・フォークは突き刺す先端を下に向けて持つ。 |
フォークは下向きの状態で、柄の背の部分に人指し指をそえて持ちます。 この見本画像はフォークの柄の部分に人差し指を添えた状態です。 |
・肩の力を抜いてふんわりと手を置くつもりで |
ピアノの鍵盤に手をのせるイメージで軽く人差し指を伸ばし、力を入れすぎずふんわりと手を握るような形を作ると美しく見えます。 |
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3.ナイフとフォークの使い方・順番は?
テーブル上には、料理が出される順番に従ってナイフやフォークなどのカトラリーがセッティングされます。メニューの数に応じてカトラリーの数も増えていきます。代表的な例は以下の通りです。
ナイフとフォーク 使う順番(フルコースの場合) | ||
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ナイフやフォークは外側から使う ナイフやフォークは料理が出されるたびに外側から使っていきます。 最初の料理(前菜・オードブル)がテーブルに運ばれてきたら、右手は一番右のナイフを、左手は一番左のフォークを手にとります。 料理を食べ終えたら、今使ったカトラリーは食器とともに下げてもらうため、次の料理が供されるたびに次のカトラリーに取り替えることになります。 ※カトラリーとは、ナイフ、フォークなど食事を食べる時に使う道具をさします。 |
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ちなみにフォークは上向きにセットしますが、2017年1月にNHKの「美の壺」という番組で今田美奈子先生がフランスのテーブルセッティングではフォークを下向き(うつ伏せ)にする、と紹介しておられました。 |
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A、前菜(オードブル)が、アミューズ、オードブルの2皿になることもあります(前菜1、前菜2とされることもあります) D 口直しのソルベがサラダになることもあります |
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・参考ページ…フランス料理の水の頼み方,水の位置 |
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ナイフとフォーク 使う順番(ナイフレストがある場合) |
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[カジュアルな席のみ] ・ナイフレストがある席は、正式なコース料理ではなくカジュアルな席のみです。同じカトラリーを次の料理にも使って欲しいという場合にナイフレスト(またはカトラリーレスト)が用意されます。 先の料理を食べ終わったら、もとの位置に戻します。ナイフの刃は内側に向け、フォークは上に向けます。 ・カトラリーに食べ物が沢山ついていると見苦しい?…確かに食べ物の端やソースがついたままのカトラリーをカトラリーレストに置くのは見苦しいものです。しかしナイフを舐めるのはマナー違反です。食事の最中にナイフとフォークを使ってカトラリーも綺麗にしながら食べていくように配慮します。どうしてもひどく気になる時はお店の人に取り替えてもらうようにします。 |
4.ナイフとフォークの置き方は?
洋食マナー・フランス料理マナーでは、ナイフ・フォークの置き方は、その料理を食べている途中と食べ終えたとき・食後とでは異なります。料理を食べている途中ならハの字、食べ終えたらお皿の右端に揃えておきます。
ナイフとフォークの置き方 |
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食事の途中の時、ナイフとフォークの置き方は? お皿の両端近くにナイフとフォークをハの字に置くと「まだこのお皿の上の料理を食べている途中です」というサインいなります。例えば料理を食べながらワインなどの飲み物を飲む、バゲット(パン)を食べ会話を楽しむ…そんな時には料理のお皿の上にナイフは右、フォークは左に、ハの字になるように一旦置きます。 置く位置は、「皿のフチにかける」あるいは「ナイフやフォークの全体の長さの2/3が皿の中に入るように置く」などとされます。お皿のサイズによってその印象が変わりますので「ハの字になるように置く」と覚えましょう。 注意点としては、ナイフの刃は内側に向けること(外側に向けないこと)、フォークの刃先は下に向けることです。 |
その料理を食べ終えた時、ナイフとフォークの置き方は? お皿の右端にナイフとフォークを揃えて置くと、料理を食べ終え、お皿を下げて欲しいという合図になります。 注意点としては、ナイフの刃は内側に向けること(外側に向けないこと)、フォークの刃先は上に向けることです。 例えば料理を食べきれずに残す時には、残った料理をナイフの右奥に寄せて皿の上を綺麗に整えた上でナイフとフォークをこのように揃えて置くと皿を下げてもらうことができます。 |
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5.ナイフとーフォークの使い方(ご飯の食べ方)
通常のコース料理ではバゲット・パンが供されますが、日本人はライス(ご飯)党もいらっしゃいます。ナイフとフォークでのご飯の食べ方、ご存じですか?
ご飯もナイフとフォークの両方を使って食べる |
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ごくカジュアルな席であれば右手でフォークを使ってライスを食べることもありますが、お皿で供されたライスはナイフとフォークの両方を使って食べなくてはなりません。 左手でフォークを持ち、フォークの腹を上に向け、右手で持ったナイフでご飯を乗せます。左手のフォークをお皿に置くようにし(音がしないように)、右手のナイフでライスの山を切るようにして乗せます。一口で食べられるサイズを乗せるのがコツです。 |
6.ナイフとーフォークの使い方(料理の切り方)
西洋料理を食べるとき(洋食マナー・フランス料理マナー)は音をたてるのがNGです。力を入れすぎず引くように切るのがコツ。優雅にふるまいましょう。
肘をテーブルにつけないようにしナイフとフォークがハの字になるように持ちます。 フォークは右手に持ち替えることなく、切った料理を刺したまま左手のフォークで口に運びます。 |
左手のフォークで切りたい料理を刺して抑え、右手のナイフを引くようにして切ります。 切る時には料理の左端から、食べやすい大きさになるように切ります。料理を切る時には左端から切っていくと、食べやすいだけでなくお皿に残っている料理も美しく見えます。 もし切ったものが大きい時には、一口サイズにするために、さらに半分にすることもあります。 |
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7.ちょっと雑学
カトラリーに関する雑学をご紹介します。
最中柄とは?(読み方=もなかえ) | |
重厚感がある最中柄のカトラリーは一般的に高級品が多い | |
まるで和菓子の最中のように、皮と皮を合わせたような持ち手の構造から「最中柄(もなかえ)」と呼ばれます。 なお、持ち手と刃の部分が一体成型のものは、持ち手が薄く平たいのが特徴です。この一体型のカトラリーを共柄「(ともえ)」と言います。成形がしやすいため、一般的に最中柄の製品よりは少しだけお手頃な価格となります。 |