フランス料理のマナーに合う水の頼み方と水の位置を解説します。
フランス料理で水と言えば、ミネラルウォーターか炭酸水(炭酸ガス入り)で、ほとんど場合有料です。水道水も頼むことができ、硬水・軟水の違いや炭酸ガスの有り無し、および味の好みや食事・コース料理との相性を考えて注文します。
テーブルセッティングでは水を置く位置も決まっています。飲み物のグラスは右奥となりますが、水はその中で一番撮りやすい位置に置きます。
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| 2. フランス料理のマナー 水の位置は?(テーブルセッティング) |
| 3. 水の種類と味の特徴 |
1.フランス料理のマナー 水の頼み方は?
フランス料理のお店でオーダーする時に「お水はどうなさいますか?」と聞かれることがあります。
海外のレストランでは、お水はほとんどの場合が有料で、日本のレストランのようにお水が無料でサービスされることはほぼありません。また、日本のレストランでもコース料理が提供されるようなお店であればミネラルウォーターや炭酸水は有料の場合が多くなっています。
| お水の頼み方 | ||
・お店で「お水はどうなさいますか?」などと聞かれたら、 「炭酸水をお願いします」 ・カップルでお店に入った場合には、先に女性に選んでもらいオーダーは男性がするのがスマートです。 |
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2.フランス料理のマナー 水の位置は?(テーブルセッティング)
テーブル上には、料理が出される順番にしたがってナイフやフォークなどのカトラリーがセッティングされます。
水やアルコール類の位置も料理(コースメニュー)によって異なってくるため、基本となるテーブルセッティングを紹介します。
フランス料理の水の位置 |
水を始めとしたドリンク類は、右手で取りやすいように、右のカトラリーの奥に置きますが、なかでも水の位置は最も近く、取りやすい位置となります。 |
| コース料理の一般的な順番は? A 前菜(オードブル) B スープ C 魚介のメイン料理 D ソルベ(口直しのシャーベット) E 肉類のメイン料理 F デザート G コーヒー |
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| 水の種類と味の特徴一覧表 | ||
| ・硬水とは?軟水とは? 水1リットル中に含まれるミネラルのうちカルシウムとマグネシウムの合計含有量を表した数値を硬度といい、以下のように分けられます。 [硬水とは]硬度が120mg/リットル以上の水 [軟水とは]硬度が120mg/リットル未満の水 ・pHとは? 溶液の酸性・アルカリ性を14段階で表す数値で、正式には水素イオン指数のこと。7が中性であり、7より小さければ酸性、大きいとアルカリ性となります。7から離れるほど酸性、アルカリ性は強くなります。ちなみに厚生労働省の水道水の水質基準値はほぼ中性の範囲で決められています(pH5.8〜8.6) |
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| 代表的な種類 | pHと硬度 | 味の特徴 |
| 水道水 | ph5.8〜8.6、軟水(一般的な硬度:40〜60mg/L) | 水道水はほぼ中性で、くせのない軟水に属する。飲みやすいのが特徴。 |
| ミネラルウォーター(硬水) | pH中性、硬水 | レストランで良く出るミネラルウォーターに多いタイプ。例えばエビアンなど、くせがないが、ミネラルの飲みごたえがある。 |
| ミネラルウォーター(軟水) | pH中性、軟水 | 日本の水に近く、飲みやすいタイプ。和食にも合う。 |
| 微炭酸水 | pH中性、硬水 | 炭酸水としてはさっぱりしていて飲みやすいタイプ。 |
| 炭酸水(スパークリングウォーター) | pH弱酸性、硬水 | かすかに酸味が感じられ、肉料理などの際に口中をさっぱりさせる。 |
| ・ミニ知識 フレンチのレストランに行くなら、名前くらいは知っておきたい水をご紹介しておきます。 ・高額炭酸水として知られるようになった「シャテルドン(CHATELDON)」は、微炭酸の天然炭酸水。硬度は1000以上(1158)だそうです。 ・「バドワ(BADOIT)」も天然微炭酸水で、フランス人にはもっと身近な水です。以前はK社が販売していました。こちらは硬度824とされます。 |
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