通夜・葬式葬儀の服装

■ 通夜・葬式葬儀の服装とは
 このページでは通夜・葬式葬儀の[遺族の服装]を説明します。
(※会葬者の服装>>
故人を見送る大切な儀式である通夜・葬儀には、遺族だけでなく弔問・参列者にもきちんとした服装のマナーが求められます。お世話になった故人を見送る場にふさわしい服装についてお通夜、お葬式・葬儀のそれぞれについてご説明いたします。
………このページの内容………
▼1.参列者・弔問者
  (通夜、葬儀・告別式に参列・弔問する際の服装)…別ページへ>>>
▼2.遺族の服装(通夜、葬儀・告別式)
 2.遺族の服装(通夜、葬儀・告別式)
 遺族の場合は通夜であっても正礼装の着用が望ましいとされます。和服でも洋服でも良いのですが、喪主夫妻や故人の妻は和服を着用することが多いようです。
なお、ここで着用する正礼装の考え方は、冠婚葬祭すべてのセレモニーに共通するものです。但し弔事なので基本カラーは黒(男性のネクタイは黒一色、草履や足袋は黒または白となり、女性もストッキングやバッグ、靴などは黒)になります。もうひとつのポイントとして光るものは避ける、と覚えてください。
(1)通夜 遺族の服装
男性の服装
[男性]通夜の基本的な服装[和服・和装]
●正礼装(黒・染め抜き五つ紋)の着物。羽織
●袴…白×グレー
●帯…角帯(但し錦織以外)
●足袋…黒または白
●草履の鼻緒…雪駄で黒または白の鼻緒
●その他…光るものはNG(金時計などは不可です)
[男性]通夜の基本的な服装[洋服・洋装]
●ブラックスーツが一般的
(但し正礼装はモーニングコートにグレーストライプのズボン)
●ワイシャツ…白
●ネクタイ…黒
●ベルト…黒
●靴下…黒
●靴…黒
●その他…光るものはNG(金時計や光る金色のブレスレット、金色のネックレス、大きく目立つ金色のベルトのバックル、爬虫類のベルトなどは不可です)
ポイント
●遺族の場合は通夜であっても正礼装の着用が望ましいとされます。

● 正礼装には和服と洋服があり、着用するのは和服でも洋服でも良いのですが、和服の正礼装を着用するのは喪主(または喪主に準ずる人)のみです。
社葬などでは通夜と告別式に葬儀委員長が着用することもあります。

●通夜に洋服を着用し、葬儀には和服を着用することで、告別 式の服装を格上げすることもあります。

●遺族はコートの着用はしません。
女性の服装
[女性]通夜の基本的な服装[和服・和装]
●正礼装(黒無地着物。染め抜き五つ紋)
●帯、帯締め…黒
●草履…黒
●足袋…白
●バッグ…黒
●その他…光るものはNG(アクセサリーで許されるのは結婚指輪やパール、オニキスなどです。黒の髪飾りもOK)
[女性]通夜の基本的な服装[洋服・洋装]
●正礼装(黒の長袖のワンピースまたはスーツ。)膝がかくれる丈のもの。
●靴…黒のパンプス
●ストッキング…黒
●バッグ…黒
●その他…光るものはNG(アクセサリーで許されるのは結婚指輪やパール、オニキスなどです。)
ポイント
●遺族の場合は通夜であっても正礼装の着用が望ましいとされます。

● 正礼装には和服と洋服があり、着用するのは和服でも洋服でも良いのですが、和服の正礼装を着用するのは喪主の妻か故人の妻のみです。

●通夜に洋服を着用し、葬儀に和服を着用することで、告別 式の服装を格上げすることもあります。

●遺族はコートの着用はしません。

[夏]
● 夏であっても露出の多い服はNG。生足も避け、黒ストッキングを着用して下さい。

[冬]
●毛皮や皮革製の衣類の着用は殺生をイメージするためNGとされています。
子供・学生
[子供・学生] 通夜の基本的な服装
●制服がある場合には制服
●制服が無い場合には…
 男の子はブレザーとズボン、白いシャツ。黒、紺、グレーなどのものを着用。
 女の子はブレザーとスカート。ワンピースなどもOK。白いブラウス、黒、紺、グレーなどのものを着用。
●靴…黒。無ければ学生らしい白、紺、黒のスニーカーはOK。派手な色は避ける。
ポイント
●学校指定の制服がある場合には制服を着用します。

●子供であってもカジュアルな服装や派手な色彩はNGです。

[夏]暑い季節でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。はだしは不可。ソックスを履くようにします。
 靴もサンダル、ミュールなどは不可です。

[冬]
●毛皮の衣類は殺生をイメージするためタブーとされています。
(2)葬儀・告別式 遺族の服装
男性の遺族の服装
[男性]葬儀・告別式の基本的な服装[和服・和装]
●正礼装(黒・染め抜き五つ紋)の着物。羽織
●袴…白×グレー
●帯…角帯(但し錦織以外)
●足袋…黒または白
●草履の鼻緒…雪駄で黒または白の鼻緒
●その他…光るものはNG(金時計などは不可です)。ハンカチは黒、白、グレー。できるだけ無地または無地に近いもの。
[男性]葬儀・告別式の基本的な服装[洋服・洋装]

葬儀のブラックスーツ

●ブラックスーツ(略礼服)が一般的
(但し正礼装はモーニングコートにグレーストライプのズボン)
スーツはダブルでもシングルでもどちらでも可。シングルスーツとダブルスーツに格の違いはありません。
●ワイシャツ…白
●ネクタイ…黒
●ベルト…黒
●靴下…黒
●靴…黒
●その他…光るものはNG(金時計や光る金色のブレスレット、金色のネックレス、大きく目立つ金色のベルトのバックル、爬虫類のベルトなどは不可です)
ハンカチは黒、白、グレー。できるだけ無地または無地に近いもの。
ポイント
● 正礼装には和服と洋服があり、着用するのは和服でも洋服でも良いのですが、和服の正礼装を着用するのは喪主(または喪主に準ずる人)のみです。
社葬などでは通夜と告別式に葬儀委員長が着用することもあります。

●通夜に洋服を着用し、葬儀には和服を着用することで、告別式の服装を格上げすることもあります。また、通夜に略礼服を着用し、葬儀に正礼装を着用することもあります。

●遺族はコートを着用しません。
女性 遺族の服装
[女性]葬儀・告別式の基本的な服装[和服・和装]
●正礼装(黒無地着物。染め抜き五つ紋)
●帯、帯締め…黒
●草履…黒
●足袋…白
●バッグ…黒
●その他…光るものはNG(アクセサリーで許されるのは結婚指輪やパール、オニキスなどです。黒の髪飾りもOK)
ハンカチは黒、白、グレー。できるだけ無地または無地に近いもの。
[女性]葬儀・告別式の基本的な服装[洋服・洋装]
●正礼装(黒の長袖のワンピースまたはスーツ。)膝がかくれる丈のもの
●靴…黒のパンプス
●ストッキング…黒。冬の寒い時期は黒の無地のタイツでもOK。ラメ入りはストッキングもタイツも不可。
●バッグ…黒
●その他…光るものはNG(アクセサリーで許されるのは結婚指輪やパール、オニキスなどです。パールはブラックパールもOKです。)
ハンカチは黒、白、グレー。できるだけ無地または無地に近いもの。 色数が少ない清楚な刺繍がついた白いハンカチはOK。
ポイント
● 正礼装には和服と洋服があり、着用するのは和服でも洋服でも良いのですが、故人の妻および喪主の妻は和服の正礼装を着用することが多いようです。

●遺族はコートの着用はしません。

子供・学生 遺族の服装
[子供・学生] 通夜の基本的な服装
●制服がある場合には制服
●制服が無い場合には…
 男の子はブレザーとズボン、白いシャツ。黒、紺、グレーなどのものを着用。
 女の子はブレザーとスカート。ワンピースなどもOK。白いブラウス、黒、紺、グレーなどのものを着用。
●靴…黒。無ければ学生らしい白、紺、黒のスニーカーはOK。派手な色は避ける。
●その他…靴下は白、黒、グレー。ハンカチはできるだけ無地に近い白、グレーなど(黒があれば尚よし)
[赤ちゃん]
●乳幼児の場合には、泣き出した場合にすぐ席を外せる場所で参列するようにします。赤ちゃんの服装で黒を探すのははなかなか難しいものですが、白または黒を基本に考えます。新生児服や乳児用の白はOKです。手に入るようであれば、グレーなどのモノトーンのものを。難しければ薄い水色や、オーガニックの色(ベージュ)など。
ポイント
●学校指定の制服がある場合には制服を着用します。

●子供であってもカジュアルな服装や派手な色彩はNGです。

[夏]暑い季節でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。はだしは不可。ソックスを履くようにします。
 靴もサンダル、ミュールなどは不可です。
 なお、あくまでも正式な服装ではありませんが、小さな子どもの場合、夏の暑い時期に関しては無地の白、黒などのポロシャツ+黒、グレーの無地のズボンまたはスカートでも良いでしょう。事前に親族と相談して下さい。

[冬]
●毛皮の衣類は殺生をイメージするためタブーとされています。
その他 ( 通夜や葬儀・告別式での遺族の服装 )
レンタルについて
・和服などについてはレンタル品を利用することができます。故人の葬儀だけでなく、社葬などで正式な衣装が必要な場合などには便利です。
葬儀社に相談されることをおすすめします。 また着付けも美容院などで予約することができます。

・レンタルとして利用できるもの
 男性用和服、女性用和服(黒無地紋付)、紳士用礼服(モーニング、略礼服)など。

・注意
洋服の場合の靴下やストッキングのほかに、和服の場合の肌襦袢(はだじゅばん)やタオル、足袋などは購入または持参してくださいと言われることがあります。予約の際に確認してください。男性はワイシャツや靴下などは持参するケースが大半です。
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