………このページの内容……… |
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1. 代表的な魚料理 前のページへ |
・ポワレとは? 前のページへ |
・グリエとは? 前のページへ |
・ムニエルとは? 前のページへ |
2. 魚専用のカトラリー 前のページへ |
・フィッシュナイフ、フィッシュスプーン 前のページへ |
3. 魚の食べ方は? 前のページへ |
・切り身の食べ方 前のページへ |
・骨付きのヒラメのムニエルの食べ方 前のページへ |
・一匹まるごとの食べ方(魚の部位と名称) |
4. ちょっと雑学(その他の知識) |
・タルタルソースを入れる容器の名前は? |
・レモンの搾り方は?(輪切り。くし形切り) |
・パンをソースにつけても良い? |
・最中柄とは?(読み方=「もなかえ」) |
3.魚の食べ方は?
それではフレンチ・フランス料理マナーおよび洋食の魚の食べ方を解説します。大きく分けて「切り身」と「骨のある一匹」の食べ方について紹介したいと思います。
※切り身については前のページへ>>>
一匹まるごとの食べ方 |
骨やヒレなどをあらかじめ取りはずしてから食べる |
一匹まるごとの場合にも、基本的には切り身と同じです。ヒレや骨を取り除いて、食べやすい状態にしてから食べます。 左手にフォーク、右手にフィッシュナイフを持って、まずは上下のヒレの部分と付属の小骨をはずしてをおとしていきます。はずしたヒレは皿の向こう側の端にまとめて置きます。 次に、中央の背骨に沿って横一文字にナイフを入れて身をはずします。 骨と身を分けたら左端からひと口大に切って食べます。付け合せの野菜があれば同じようにひと口大に切って食べます。 ソースがあるタイプの場合には、左手のフォークで魚介料理を押さえ、右手のフィッシュスプーンで魚料理を左端から一口サイズに切ります。次に、スプーンで皿の上のソースを集め魚にソースを掛けるように絡めて食べます。この時、魚料理はフォークに刺して食べても構いませんが、基本的にはフィッシュスプーンに乗せてソースと一緒に食べます。フィッシュスプーンで食べる場合には右手のスプーンをナイフのように持つのではなくスープスプーンのように持って構いません。 それでは、以下で詳しく解説しましょう。 |
まずは魚の構造を知る |
魚の部位と名称 |
身は背身(せみ)と腹身(はらみ)。 骨は、中央を通っている太いものが背骨で、背骨と中骨の部分を一緒に一枚として、左の身、右の身と分けるのが三枚おろしです。背骨から腹骨が出ており、内臓を包んでいます。t 骨をはずすときに注意したいのが背ビレにつながっている背ビレの骨と、背骨につながっている小骨です。 |
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一匹まるごとの魚の食べ方(つづき) |
骨やヒレなどをあらかじめ取り除いてから食べる |
ナイフは魚専用のフィッシュナイフを使います |
①テーブルに運ばれて来た時の状態です。 頭になる方が左に来るように盛り付けされています。 |
②まずは頭の付け根に切り込みを入れます。 |
上記で切った首の後ろの箇所はグリーンの線で表示しています。 |
これまでにナイフで切った箇所はグリーンの線で表示しています。 |
⑤につづく |
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一匹まるごとの魚の食べ方(つづき) |
ナイフは魚専用のフィッシュナイフを使います |
これまでにナイフで切った箇所はグリーンの線で表示しています。 |
これまでにナイフで切った箇所はグリーンの線で表示しています。 |
これまでにナイフで切った箇所はグリーンの線で表示しています。 |
⑧尾に近い箇所で、背骨の下にナイフを差し入れ、尾の近くで刃を立てて⑤と同様に皮を切ります。 |
⑨につづく |
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一匹まるごとの魚の食べ方(つづき) |
ナイフは魚専用のフィッシュナイフを使います |
⑨次に刃を左に向けて、尾から頭の方向に向かって骨にそってナイフを滑らせ、骨をはがしてゆきます。 |
⑩剥がした骨は皿の奥の方にまとめて置きます。 |
上記で剥がした骨は皿の奥に置いた状態です。 |
上記で剥がした骨やヒレは皿の奥に置いた状態です。 |
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4.ちょっと雑学(その他の知識)
魚料理に関係する雑学をご紹介します。
ソースを入れる容器の名前は? |
グレービーボート |
レモンの搾り方は? |
輪切りの場合にはフォークなどで魚に押し付ける。 くし形の場合には好みの量を手で搾る |
魚料理に添えられる事が多いレモンですが、その形によって搾り方が異なります。 魚の身の上に輪切りが乗せられている場合には、フォークなどで押し付けて搾ります。ナイフとフォークで折りたたむようにしてしっかり搾る方もいらっしゃいます。 しぼった後のレモンは皿の奥の方に置きます。 くし形に切られたレモンの場合には手で搾っても良いとされます。ただし、おしぼりやフィンがボールなどがない場合には手を使わないほうが無難です。 |
パンをソースにつけても良い? |
カジュアルな席ならOK。正式な席ではNG |
魚料理に添えられたソースを愉しむためにパンをソースにつける方がいらっしゃいますが、くだけた席ならOKですが正式な席(フレンチマナー・フランス料理マナー)ではNGとされます。ソースはあくまでも料理にからめて食べるようにします。 ただし、お店のスタッフから「ぜひパンにつけてお愉しみ下さい」と勧められるメニューの場合は別。この場合のパンは小さめのサイズにちぎり、少しずつソースを愉しみましょう。 |
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最中柄とは?(読み方=もなかえ) |
重厚感がある最中柄のカトラリーは一般的に高級品が多い |
洋食に使うナイフやフォークなどのカトラリーの持ち手の部分がふっくらとふくらんだタイプがあります。このタイプは持ち手が空洞になっていて、見た目の重厚さに対して重量は軽く作られています。これにより、持ち手部分は太く持ちやすくなる一方、重量は比較的持ちやすい重さに押さえられています。まるで和菓子の最中のように、皮と皮を合わせたような持ち手の構造から「最中柄(もなかえ)」と呼ばれます。 |