………このページの内容……… | |
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▼1. 法要・法事はいつまで? | |
弔い上げとは? 弔い上げのあとはどうする? | |
▼2. 年忌法要と参列者(三回忌は2年め?) | |
[関連ページ] | |
・法事の香典は薄墨か濃墨か? 法事の香典は新札か?>>> | |
・年忌法要 準備、引き出物、お返し>>> | |
・年忌法要 お布施、香典、服装>>> | |
・年忌法要のあいさつ>>> | |
・法要 法事 回忌 早見表>>> | |
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1.法要はいつまで?・法事はいつまで?
一般的には七回忌の頃から法要の規模を小さくし、遺族(および親族)だけで供養するようになります。その先は宗派や地方によって異なりますが、三十三回忌または五十回忌で弔い上げとなります。通常は三十三回忌までとされることが多いようです(仏教では死者は33年目にはどんな人でも無罪になって極楽浄土に行くとされていることから、三十三回忌を弔い上げとすることが多いようです)。
例えば、真宗では五十回忌、百回忌もすることがあるようです。また、地方によっても五十回忌まで行う地方があります。
弔い上げとは?(読み方=とむらいあげ)
弔い上げとは、これ以上は年忌法要をしない、最終の法要とすることをさし、最後の法要のことを言います。別の言い方では、弔いじまいともいいます。一般的には三十三回忌または五十回忌とされます。これ以降は法要をしなくなります。
弔い上げのあとはどうする?
弔い上げを終えると、仏壇の位牌の中から弔い上げが済んだ故人の戒名のものを片付け、その家の先祖代々の位牌(先祖位牌)だけとなります。
弔い上げの作法は宗派によって異なりますので詳しくは弔い上げを迎える前にお寺に相談しましょう。
(例えば、これを機に新しく先祖位牌を作った場合には「入魂」をして頂き、不要になった個人の位牌はお焚き上げをして頂くほか、宗派によっては先祖位牌ではなく「繰り出し位牌」に移すなど、さまざまな作法があります。)
※参考ページ「法事」>>>
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2.年忌法要と参列者(三回忌は2年め?)
一周忌とは亡くなってから満一年目の同月同日のことを言いますが、一周忌を過ぎると、三回忌、七回忌は、三年目、七年目と数える際に、亡くなった年を含んで数えるため満2年目、満6年目の命日をさします。つまり三回忌は満2年めに迎える命日に行います。
◆仏教の主な法事・法要の名称と年数の数え方 / 主な参列者 | ||
年忌法要早見表・一覧表 |
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[年数の数え方] 一周忌は1年目。しかし三回忌以降は◯回忌マイナス1年目に行います | ||
法要の名前 | おこなう時期 | 参列者 |
一周忌 | 亡くなってから満1年目の命日 | 遺族、親族、故人と親しかった友人・知人 |
三回忌 | 満2年目の命日 | 遺族、親族、故人と親しかった友人・知人 |
七回忌 | 満6年目の命日 | 遺族、親族 ※七回忌の頃から法要の規模を縮小していく |
十三回忌 | 満12年目の命日 | 遺族のみ |
十七回忌 | 満16年目の命日 | 遺族のみ(省略されることも) |
二十三回忌 | 満22年目の命日 | 遺族のみ(省略されることも) |
二十七回忌 | 満26年目の命日 | 遺族のみ(省略されることも) |
三十三回忌 | 満32年目の命日 | ※三十三回忌を弔い上げとされることが多い 遺族だけで供養するのが一般的。 |
三十七回忌 | 満36年目の命日 | 遺族のみで行う(省略されることも) ※弔い上げを済ませた場合には、行わない。 |
五十回忌 | 満49年目の命日 | ※宗派によって、あるいは地方によっては五十回忌を弔い上げとすることもある。 この日を弔い上げとする場合にも遺族だけで供養するのが一般的。 |
※宗派によって異なりますが、三十三回忌もしくは五十回忌が弔い上げとなります。 なお、仏教以外のキリスト教、神道・神式については、詳細は「法事」のページへ>>> 【参考情報 他の宗教ではいつまで?】 ▼キリスト教 [カトリック]…カトリックでは、亡くなってから5年目までは毎年の命日(昇天日)に「記念ミサ」を行い、その後は節目の年のみ、あるいは3年、5年、10年、20年を節目として記念ミサを行います。20年めがひとつのめやすとされます。 [プロテスタント]…プロテスタントでは、1年、3年、7年めの昇天記念日に「記念集会」「記念式」などを行います。 これ以降は10年めの区切りのときなどに記念集会、記念式を行ったりします。はっきりとした決まりはありませんが、10年目が区切りのひとつの目安となります。 ▼神道 一年目からは式年祭と呼ばれる儀式があり、「三年祭」「五年祭」「十年祭」…として式年祭を行うほか、5年ごとに神職を招く等して霊祭が行われます。神道では仏教とは年数の数え方が異なり、数えではなく満10年めの命日が十年祭です。これ以降は十年ごとに儀式が行われます。(一応のめやすは「五十年祭」までとされます。ただし、十年祭までを区切りとし、十年祭で終わるケースもあるようです。) |
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