1.お宮参りの初穂料とは
現代では神社への謝礼の表書きなどに用いられる初穂料という言葉について、由来、意味、使い方を解説します。
お宮参りとは |
お宮参りとは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈る行事です。 生後1ケ月の頃に近くの氏神様(住んでいる土地の守神とされている神社)などに赤ちゃんを連れてお参りをします。 もともとは父方の祖母が赤ちゃんを抱っこし、赤ちゃんの両親とお参りするのがしきたりでしたが、最近ではしきたりにとらわれず、赤ちゃんと両親の三人、あるいは赤ちゃんと両親および両家の祖父母の7人で、などさまざまな形でお参りをします。 |
正式な作法やしきたり、マナー |
●住まいのある場所の近くの氏神様にお参りします。 (氏神様とはその土地の人々の守り神のことです。産土神(=うぶすながみ)とも言われます。) ●普通の神社参拝のようにお参りをするだけの場合もありますが、神社に申込みをして祝詞(=のりと)をあげてもらう場合もあります。どちらでも構いません。 ◎正式に祝詞をあげてもらう場合には、予約が必要な神社もあります。事前に社務所に確認の上、必要があれば予約・申込をして、料金を確認しておきます。 ※祈祷してもらう・祝詞をあげてもらう際に神社に支払う謝礼を初穂料または玉串料と言います。このページにて解説します。 この他に白い封筒に「御礼」「お礼」と書いたものを渡してもかまいません。 参考)お宮参りのしきたりとマナーのページへ>> |
初穂料の読み方、由来と意味、どんな時に使う? |
由来と意味、読み方 |
初穂料とは神社に支払う謝礼の表書きに用いられる言葉ですが、もともとはその年に収穫された最初の米をさすことば(最初の稲穂=初穂)に由来しており、更に農作物の収穫を感謝し神様に奉納するための供物からきています。 現代では、神様に献じる祭祀の費用という意味で「料」をつけた初穂料を神社での祭祀、祝詞、お祓いなどの謝礼の表書きとして用います。 初穂料の読み方は? 初穂料(=はつほりょう) |
つづく |
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初穂料の読み方、由来と意味、どんな時に使う? つづき |
初穂料の使い方・どんな時に使う? |
表書きに初穂料を使う例(御初穂料の使い方) |
初穂料という表書きはお宮参りだけでなく以下のケースでも用います。 |
●結婚式…神前結婚式で神職への謝礼として用いる |
●地鎮祭、竣工式…地鎮祭などで神職への謝礼として用いる |
●お宮参り、七五三などで祝詞(のりと)をあげてもらう謝礼として用いる |
●各種祈祷、厄祓い…祈祷や厄祓いの謝礼として用いる (各種祈祷や厄祓いの例…厄除け、安全祈願など) |
●各種祈願…願い事祈願の謝礼として用いる (願い事祈願の例…商売繁昌、社運隆盛など) |
●お守りやお札を授かる時に納めるのは初穂料。 (お守りの例…安産祈願、交通安全、家内安全、開運、合格祈願、健康長寿、縁結びなど。) |
お宮参りの初穂料は誰が払う? |
お宮参りの初穂料を誰が払うかという決まりはありません。両家で相談して決めます。
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初穂料と玉串料の使い方の違い |
※初穂料と玉串料の違い |
▼2.お宮参りの初穂料 書き方 (のし袋の書き方、封筒の書き方)……2ページ目へ |
▼3.お宮参りの初穂料 金額相場とお金の包み方……3ページ目へ |
・お宮参りの初穂料 金額相場・祈祷料 ……3ページ目へ |
・お金の表と裏、包み方解説 ……3ページ目へ |
・初穂料は新札を包む? ……3ページ目へ |
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