………このページの内容……… |
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▼1. 一周忌とは? 法事・法要とは? 前のページ |
▼2. 一周忌法要の案内(法事の案内状の書き方・例文・文例) 前のページ |
▼3. 一周忌法要の案内状(レイアウト例) 前のページ |
▼4. 一周忌法要の案内状(往復はがきを使う場合)(宛名の書き方) 前のページ |
▼5. 一周忌法要の準備(引き出物、お供え。お返し) |
▼6. 一周忌の挨拶 |
▼7. 一周忌の服装 |
[関連ページ] |
・お布施の書き方、香典の書き方、金額の相場>>> |
・一周忌を家族だけで行う場合のマナー>>> |
・一周忌引き出物 のしの書き方>>> |
・一周忌引き出物 品物とお寺へのお礼>>> |
・三回忌の香典 金額相場は?>>> |
・七回忌の香典 金額相場は?>>> |
5.一周忌法要の準備(引き出物、お供え。お返し)
仏教における一周忌とは、亡くなってから満一年目の同月同日のことを言います。一周忌には僧侶による読経のあと遺族や参列者による焼香がなされ、一連の儀式の後で、一同で食事をするのが一般的です。
一周忌の準備としては、まずは日程を決めて、僧侶に連絡をし、引き出物や食事の手配をします。
この項目では遺族側(施主側)が準備する内容についてご説明いたします。
施主が行う一周忌の準備 | |
◆手配の前に遺族で相談すること | |
項目 | 準備の内容とポイント |
日程を決める | |
・一周忌法要をいつ行うのか、遺族が相談して決めます。 ・本来は亡くなってから満一年目に行うものですが、実際には遺族や参列者の都合を考えて、満一年目の命日の直前の土曜または日曜日に一周忌法要を行う場合が一般的です。 |
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場所を決める | |
・一周忌法要を行う場所を決めます。 自宅、お寺、斎場、ホテルなどのいずれの場所で行うのかを決めます。 |
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会食をするかどうかを決める | |
・法事の後でする会食をお齋と言います(お齋=おとき、と読みます)。 ・まずは 「会食をする・会食をしない」のいずれかを決め、会場を変えるかどうかも話し合っておきましょう。 自宅で一周忌法要をする場合は法要のあと別室での会食となりますが、法要のあとで場所を移して会食をする場合もあります。お寺で法要をした後、近くの料亭やレストランで会食という例も増えているようです。 ・会食は行わなくても失礼にはあたりません。その場合は法事のあと引き出物と一緒にお酒と折詰弁当などをお持ち帰り頂きます。 |
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招待する人を決める | |
・一周忌法要に招待する人を決めます。遺族、親族だけで行うか、故人の友人、知人、会社関係まで声をかけるかを決めます。 ・葬儀の際の受付名簿などを参考にしながら遺族で話し合って決めます。会場の場所を決めたり、案内状の送付の際に必要となります。 |
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◆お寺に手配したり依頼したりすること | |
お寺への連絡 | |
・日程が決まったらなるべく早くお寺に連絡をします。菩提寺があれば菩提寺に連絡をしますが、霊園や墓地を利用しているお宅の場合には、葬儀や忌明けの法要の時にお世話になったお寺に依頼すると良いでしょう。 ・一周忌の法要を執り行いたいと告げ、日程と法要の場所も忘れずに伝えた上でお寺の都合を伺います(ご住職、僧侶の都合を確認します)。 |
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お寺に確認 | |
・法要の後でお齋を行う場合には「法要のあと、お食事をご用意したいのですが、宜しければ和尚様も御一緒いただけませんでしょうか」などと和尚様のご都合をお聞きしてください (※会食への出欠を尋ねるこの質問は、法事の後でお布施や謝礼をお渡しする際に役に立ちます) ※ご住職(僧侶)に対して呼び掛ける時は「和尚様(おしょうさま)」「ご導師様」などとお呼びするのが無難です。「ご院家様(ごいんげさま)」とお呼びすることもありますが宗派によるようです。 筆者は葬儀社から「浄土真宗では住職に対してご院家様と呼ぶ」と教えて頂いたのですが、地方によってはこの呼称は使わず、すべての住職に対し「和尚様(おしょうさま)」と呼ぶ地域もあります。 |
◆施主が準備すること | |
料理の手配 または レストランなどの予約 | |
・一周忌法要の後で会食(お齋)を行う場合には、必要に応じて仕出し料理やレストランなどの予約をします。(お斎=読み方「おとき」) ・ 献立におめでたい鯛や伊勢海老などのご祝儀料理が入ることの無いように 「一周忌の法要のあとの、お食事です」と伝えた上で、日程と人数、予算を告げて予約をします。 自宅から会場を移動する場合には、必要があれば送迎用の車なども手配します。 ・会食は行わなくても失礼にはあたりません。その場合は法事のあと引き出物と一緒にお酒と折詰弁当などをお持ち帰り頂きます。 包装や飾りなどに法事用のデザインを用意している仕出し料理店もあるほか、葬儀社などでも相談に乗ってくれます。 |
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案内状の準備と送付 | |
・一周忌の法要を遺族や親族のみで行う場合には電話による連絡でも良いのですが、故人の知人、友人や会社関係者などにも知らせる場合には、案内状を送ります。 ・親族以外の方にも案内状を送る場合には、食事や引出物の手配の都合もあるため、返信用はがき(または往復ハガキ)にて出欠を確認します。 ・案内状の文例は前のページへ。はがきのレイアウトも紹介しています。 |
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引き出物 | |
・法要のあとで出席者にお渡しする引き出物の手配をします。 詳細は別ページ[法事のマナー.]で説明します。 |
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お布施ほか | |
・一周忌法要のあとで僧侶にお渡しするお礼(お金)をお布施と言います。法要を寺でなく自宅で行う場合には
、「お布施」の他に「お車代」を用意します。 もし、法要のあとの会食に僧侶が出席しない場合にはこれらとは別 に「御膳料」という形で現金を包みます。 詳細は別ページ[法事のマナー.]で説明します。 ・お布施をお渡しする時には、直接手渡しするのではなく、お盆に載せてお渡しするのが正式な作法なので、小さなお盆も用意しておきましょう。 |
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お供え | |
・果物やお花などをご仏前にお供えする場合にはこうしたお供物も手配をします。果物やお花などのお供物は、遺族・親族だけでなく参列者がお供えすることもあります。 ・お供え物ののしの表書きは「御供」など。施主が御供えをする場合の、のしの下段は◯◯家となります。 |
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卒塔婆 | |
・一周忌に、故人の供養のためにお墓に卒塔婆をつけてもらう場合には、お寺に料金を確認してください。お寺によって、また地方によっても異なりますが、金額のめやすは3,000円くらいです。 ・卒塔婆とは、お墓の墓石の後ろに立っている薄い板のことで、戒名、享年、梵字などが書かれたものをさします。 卒塔婆供養は一周忌法要に欠かせないものというわけではありません。 なお、卒塔婆は浄土真宗では用いません。 |
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6.一周忌法要の挨拶
一周忌法要で、施主がする挨拶について、例文とマナーをご紹介します。
一周忌法要の挨拶 | |
法事・法要の挨拶の一般的な例をご紹介いたします。法要で施主となる際に、参考になさってください。 | |
項目 | 挨拶のマナー、文例など |
1.一周忌の法要の開始を知らせる施主の挨拶 | |
・最初に施主がごく簡単に挨拶をします。 [施主挨拶の例] 本日はお忙しい中をお集まり頂きましてありがとうございます。それではこれより◯◯◯◯(戒名)の一周忌の法要を始めさせて頂きます。
(僧侶の方を向いて)
それではよろしくお願いします。
などです。施主の挨拶で、 ◯◯◯◯の部分は戒名を告げるのが本来の作法なのですが、(個人的には)ご自宅で内輪の法要をされる場合、戒名ではなく故人の氏名の方が心にしっくりくるのであればそれでも良いのでは無いかと思います。もし心配でしたらお寺に確認してみてください。 |
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2.僧侶による読経と焼香がおわり、一周忌法要は終了します。 会食の案内をする際の施主の挨拶 |
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施主の挨拶のあと、会食(御斎)になります。施主が行う一周忌法要挨拶を、下記にて紹介しています。 [施主の挨拶の例] 本日はお忙しい中をお集り頂きましてありがとうございました。おかげさまで母の一周忌の法要も無事終えることができ、母も安心していることと思います。
これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 粗宴ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。お時間の許す限り、どうぞごゆっくりなさっていってください。本日はまことにありがとうございました。 |
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※この他の挨拶、お礼の言葉については[一周忌法要の施主の挨拶]へ。 |
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7.一周忌法要の際の服装
一周忌の頃になると、一般の参列者は喪服でなくても良くなります。ただし、地域によっても異なりますので他の参列者や施主に確認をすると安心です。
一周忌法要の際の服装 | ||
項目 | 内容とポイント |
◆施主や親族の服装(遺族の服装) | |
男性の服装(男) | |
・施主、親族は礼服(喪服)の場合が多いようです。 男性は、ブラックスーツ、黒ネクタイ、白いワイシャツ、黒い靴下、黒い靴。 光る時計などは避けます。 ハンカチの色も白または地味な色を。 ・学生や子供の場合(男子、男の子)、制服があれば制服で出席します。制服がない場合は黒・紺・グレーのズボン+白いシャツをベースにしますが、季節に合わせて黒、紺、グレーのジャケット(上着)、ベスト、セーターなどで寒暖の調整をしてください。ソックスは黒、紺、白。靴も黒、紺、白などが望ましいでしょう。 |
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女性の服装(女) | |
・施主、親族は礼服(喪服)の場合が多いようです。 女性は、黒のスーツ、黒ワンピースなど。 ストッキングは黒、靴の色も黒です。光る素材の靴やサンダルは黒色でもNGです。 光る時計やアクセサリーは避けます。パールは着用可。バッグは黒。ハンカチの色も白、黒または地味な色のものを。 ・学生や子供の場合(女子、女の子)、制服があれば制服で出席します。制服がない場合は黒・紺・グレーのズボン・スカート+白いシャツ・ブラウスをベースにしますが、季節に合わせて黒、紺、グレーのジャケット、ボレロ、ベスト、セーター、チュニックなどで寒暖の調整をしてください。タイツ・ソックスは黒、紺、白。靴も黒、紺、白などが望ましいでしょう。 ・親族の女性で、お手伝いをするためにエプロンを着用する場合には、黒、白または地味な色のものを。 |
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一周忌法要の際の服装 つづき | ||
項目 | 内容とポイント |
◆参列者の服装(出席者の服装) | |
男性の服装(男) | |
・一周忌の頃になると、一般の参列者は礼服着用でなくても良くなります。但し、地域によっては一周忌までは一般の参列者も礼服を着る地域もありますので、事前に他の参列者や施主などに確認をしておくと安心です。 礼服の場合、 男性は、ブラックスーツ、黒ネクタイ、白いワイシャツ、黒い靴下、黒い靴。 光る時計などは避けます。 ハンカチの色も白または地味な色を。 ・礼服を着用しない場合でも、明るい色調は避け、ダークスーツ(グレー、紺、茶)などが基本となります。 ワイシャツのカラーは基本的に白です。靴下も黒、グレー、紺、茶で、靴の色も合わせて下さい。ネクタイは黒ネクタイで無くてもかまいませんが、派手なものはNGです。 |
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女性の服装(女) | |
・施主、親族は礼服(喪服)の場合が多いようです。 女性は、黒のスーツ、黒ワンピースなど。 ストッキングは黒、靴の色も黒です。光る素材の靴やサンダルは黒色でもNGです。 光る時計やアクセサリーは避けます。パールは着用可。バッグは黒。ハンカチの色も白、黒または地味な色のものを。 ・学生や子供の場合(女子、女の子)、制服があれば制服で出席します。制服がない場合は黒・紺・グレーのズボン・スカート+白いシャツ・ブラウスをベースにしますが、季節に合わせて黒、紺、グレーのジャケット、ボレロ、ベスト、セーター、チュニックなどで寒暖の調整をしてください。タイツ・ソックスは黒、紺、白。靴も黒、紺、白などが望ましいでしょう。 |